【 天国か地獄 】      -------夜光虫の興亡-------

高度経済成長の終焉から、バブル景気に沸返った二十世紀の終盤にかけ、夜の世界を生きた記憶として、TVや週刊誌などでは全く報道されていないホスト界の実態を、独自の視点でありのままに綴ったエッセイです。 ただし、店舗名及び紹介する人物に関しては、すべて仮名とさせて頂きます。

2014年07月

毎年毎年さまざまなものがブームとなるが、数年前まで、バカを売りにした多くのタレントたちが、クイズ番組やバラエティ番組を大層にぎわしていた。 クイズ番組の中で、実に幼稚な算数問題や漢字問題を出されて、悪戦苦闘の末に返す、一般的な常識や良識からは決して導かれ ...

前回紹介した伊勢は、接客時の話題の中で、ライバルという言葉を多用していた。その時までの二十年近いホスト生活で、彼とNo.1を競った数え切れないほど多くの男達の中には、その時代その時代に脚光を浴びて、伝説的な売上や指名個数を誇ったものが何人もいたが、その彼にと ...

嘘と涙は、神が女に与えた最大の武器である、と昔から言われているが、この二つの武器は、ホストにとっても最高の切り札となる。 今回は、多くの週刊誌や月刊誌、また、テレビなどにも多々取り上げられたことがある伝説的なホストが、実際には、どのような容で、お客のハー ...

さて、一般社会の人たちは、ホストクラブへ遊びに行く女性を、どのような視点から捉えているのだろうか。 自らの下半身を生活の糧に、我慢の中で嫌な客たちの相手もさせられて、とっぷり溜まったストレスの放散へと、自分好みの男を物色しに行く風俗嬢。 言葉巧みにお客に ...

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