【 天国か地獄 】      -------夜光虫の興亡-------

高度経済成長の終焉から、バブル景気に沸返った二十世紀の終盤にかけ、夜の世界を生きた記憶として、TVや週刊誌などでは全く報道されていないホスト界の実態を、独自の視点でありのままに綴ったエッセイです。 ただし、店舗名及び紹介する人物に関しては、すべて仮名とさせて頂きます。

2015年03月

この当時、演歌歌手と裏社会は密接なつながりを持つことがあり、彼女は、その筋の人間に依頼をすることで、ゴシップ誌に強い圧力をかけた。 まったくの世間知らずと言うか、彼への激しい恋情が、彼女の平衡感覚を失わせてしまったのだろうか、この常軌を逸した彼女の行動は ...

紅白初出場から、スケジュールに追い立てられる毎日となっても、彼女はネオレディースに通い続け、多忙のため来店の回数は減らざるを得なかったが、恋野の売り上げには、以前にも増して大きく貢献していた。 彼女の顔が日本中の多くの人々に知れ渡った為、日中どうどうと恋 ...

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